AGAは何の略
AGA(エージーエー)とは、Androgenetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」のことです。
女性の場合には「女性男性型脱毛症」(Female AGA, FAGA)と呼ばれる。
どのような症状があるか
脱毛はこめかみの上から始まり、生え際の後退により特徴的な「M字」パターンとなる。
また、頭頂部の毛髪は細くなり、薄毛になっていく。
AGAの原因
両親から受け継いだ種々の遺伝子がAGAに関与していると言われています。
この遺伝子そのものは、X染色体上にあるため母方の祖父や祖母から遺伝すると言われていますが、実際に脱毛するのは父方の遺伝も影響があります。
wikipediaによると
AGAには多くの遺伝的、環境的な因子が関与しており、遺伝形式は不明である。
一般的には家族性に現れる傾向があると見られているが、脱毛はむしろ生活環境に強く依存している。
となっており、全容が解明されているものではないということです。
メカニズム
男性ホルモンのうち、DHT(ジヒドロテストステロン)が高濃度に存在し、ヘアサイクルを狂わせてしまいます。
これにより髪が短くて細く、成長しきらないうちに脱毛してしまうこととなります。
テストステロンをDHTへと変換する酵素に5αリダクターゼというものがあり、主に頭皮と前立腺に存在します。この5αリダクターゼの働きを阻害することでAGAを抑えようとするフィナステリドという薬が有名ですね。
薬だけでなく、育毛剤などでもこの5αリダクターゼの働きを阻害するようなアプローチをしているものも多くあります。
また、効果のほどは不明ですがウエイトトレーニングにより遊離テストステロンレベルが下がったという研究もあるそうです。
日本人でどのくらいの人がAGAなのか
全国で1200万人程度がAGAだと言われています。20~69歳の男性が4000万人程度であることを考えると、約3人に1人がAGAということになります。
AGAの治療
最近では病院で治療を受けることが珍しくなく、病院も多く存在しています。
しかし、AGA治療は自由診療となりますので、保険の適用がありませんので、全額自己負担となります。
治療薬としてはプロペシアという薬がありますが、この薬の主成分であるフィナステリドはもともと前立腺肥大症の治療薬として開発された薬品です。その後の研究・開発によりFDAに認可される薬となりました。
もうひとつミノキシジルという薬があります。
こちらは直接毛母細胞に働きかけ、毛母の細胞分裂を活性化させることで発毛を促す治療薬です。元はといえば、高血圧の治療として使用されていたもので、副作用として毛が濃くなるということが着目されるようになりました。
簡単に言うと頭皮の血行を良くし、細胞分裂を活発化することで育毛を促すというアプローチとなっています。
どちらの薬もFDAに薄毛治療薬として認可され、知名度は一気に高まり、その効果も出ています。
AGA治療薬の副作用
AGA治療は広く認知され、一定の成果をあげているところですが、薬には副作用があります。
プロペシアの副作用としては、性欲減退や勃起不全、肝機能障害などがあります。ミノキシジルの副作用としては、頭皮のかゆみやかぶれなどの接触皮膚炎、湿疹、脂漏性皮膚炎などがあります。
当サイトとしては、副作用の無い範囲での薄毛改善方法を試していきたいと考えていますので、通院や薬による改善はおすすめしていません。