ストレスにって抜け毛が多くなり、薄毛になるという話は良く聞きます。
実際のところどうなのでしょうか?
ストレスによる身体への影響
一般的なストレスによる症状は以下のようなものがあります。
- 肩こり
- 頭痛
- 立ちくらみ
- 手足がつめたくなる
- 下痢
- 便秘
- イライラしやすくなる
- 皮膚のかゆみ
- 皮脂の過剰分泌
- 睡眠障害
などの症状を良く見かけます。
これらの症状を分類してみると、「血行不良」「内臓不良」「分泌物不良」「その他」に分類できるのではないでしょうか。
【血行不良】
- 肩こり
- 頭痛
- 立ちくらみ
- 手足がつめたくなる
肩こりは血行不良が原因だと良く聞きますし、実際に解決方法として肩もみやマッサージが行われていますよね。
頭痛についても、ストレス状態にあるときは血管が収縮していて頭痛は起きないが、緊張状態から解放されたときに血管の収縮から解放されて頭痛が起きるという説もあります。
立ちくらみについては典型的な貧血症状です。手足が冷たくなるということは血行不良からの冷え性ですね。
血行が良くないということは、血液がうまく循環していない状態にあります。
理科で習った血液の働きを思い出してください。①栄養を運ぶ②酸素を運ぶ③老廃物などの不要物を運ぶなどでしたよね。
経済社会で例えると物流業者の働きですよね。物流が止まると、経済に甚大な影響を与えてしまいます。
血液による物流機能が停止するとどうなるでしょう。
まず、栄養が運ばれないということは髪を生成するために必要な物質が届かないということです。また、不要物を運べないとすると、毛穴などから出た老廃物を適正に処理できないということになりますね。
抜け毛の原因として血行が悪いということが言えるわけではないですが、髪が育たず、薄毛の原因となっているということは言えそうです。
【内臓不良】
- 下痢
- 便秘
下痢・便秘ともに苦しいですよね。交互に症状が現れることもあります。
どちらについても、消化器官としての機能が良好でないことになります。
そもそも大腸の働きは、小腸で吸収しきれなかった水分を吸収し、不要物を排泄することです。大腸が正常に機能していないとすると、小腸その他の器官についても正常に機能していないとも想像できます。
仮に小腸・大腸ともに機能が低下していた場合、栄養や必要な水分が吸収されていないことになります。
髪を生成するにも栄養が大切なものになります。この栄養が体内に取り込まれていない状態ですので、これも薄毛の原因となっているということは言えそうです。
【分泌物不良】
- イライラしやすくなる
- 皮脂の過剰分泌
まず、イライラしている状態というのはどういう状態かというと、ひとことで表すと攻撃的になるということです。
これは男性的な状態といえます。そして男性ホルモンが分泌されます。
必要のない男性ホルモンが分泌されることにより、薄毛になりやすい状況が生まれるということです。
次に皮脂の過剰分泌ですが、これは当たり前というか単純に過剰な皮脂が毛穴を埋めてしまうので生えようとする髪を抑え込んでしまっている状態です。
これら2つについても薄毛の原因になっていると言えそうです。
【その他】
- 皮膚のかゆみ
- 睡眠障害
ストレスからの皮膚のかゆみの原因は原因不明で明らかではないということで、抜け毛や薄毛との因果関係について分析することはできません。
次に睡眠障害ですが、人体にとって睡眠は大変重要なものです。
睡眠中に体の様々な部分が休息をとり、逆に活動を始めるものもあります。
活動を始めるものとしては、ホルモンの分泌があります。中でも成長ホルモンと睡眠には大きな関係があると言われています。
成長ホルモンというと、成長期だけのように聞こえますが、間違いです。成人後にも大変重要なものです。
アンチエイジングと密接に関係があると言われていますので、成長期と同様に成長を促すものです。
つまり髪の成長にも影響があるものです。
成長ホルモンの分泌が活発になるのは22時~2時と言われていますが、それだけではなくその時間帯に深い眠りに入っていなければなりません。
過剰に分泌されると問題になることがありますが、ストレスによってこの分泌量が減少しているということであれば改善する必要があります。
こちらについても薄毛の原因になっていそうです。
ま と め
ストレスについては、医学的にも不明なことも多いので、恐ろしい部分がまだ隠されている可能性がありますので、薄毛に関わらずできるだけ解消するように努めましょう。
薄毛に関しても多くの影響があると考えられます。ストレス解消の方法については、人それぞれなのでこれが答えだということはありませんので、最も自分に合った解消方法を早期に見つける必要があります。
血行不良については、マッサージ等の対応を取ることができますので、シャンプー時にマッサージを行う等、できる対応をはじめましょう。